日本の里やさと(八郷)・石岡市

日本の里100選に選ばれた八郷(やさと)

こんにちは mizukusa kasumigaura です。
やさとの里山、自然、歴史はすばらしいものが多くあります。生活の近代化に慣れた私達には、心になにか物足りなさを感じませんか。むかしからのふるさとの自然を筑波山や加波山の周辺のなかで、心に沁みる多くを感じることができました。山と源流とさとのある風景。最近の写真と以前の写真とを公開します。by mizukusa kasumigaura
Yasato was selected as one of Japan's best 100 villages.

  

2016年8月12日金曜日

弘法水伝説 石岡市 Kobo Daishi and drinking water legend

弘法水伝説  石岡市下林(石岡~柿岡関鉄グリーンバス戸ノ内坂下近く)

  いにしえのこと、とある気品にあふれみちた坊さまが諸国を巡り歩いていた。竜神山麓の林村の街道付近を通りかかったとき、近くの家々で飲み水を請うた。家々は留守であったか、深井戸のためか坊さまは知らぬ顔をされた。

すこし道をくだった場所で坊さまが大きな杖を地中に差し、経文を唱えたところ、地中から水があふれ出たという。

現在、弘法さまの座像は近くの整地された場所に祀られている。昔あったという場所は、現在も冷水がかなり湧き出ているという。水の一部は近くを流れる小川を下り、恋瀬川を伝って霞ヶ浦へ注いでいる。

座像の後ろに明治43年8月10日と刻まれている。弘法水の言い伝えを後世に残し、水を敬った先人の心が忍ばれる。【参考・筑波風土記、中村ときお著、 崙書房s49、八郷村史、「霞ヶ浦の自然」ほか言い伝え】

弘法水は全国各地に古くからの言い伝えがあります。多くは弘法が岩や土を杖で突いて水を出したというものが多い。

八郷の弘法水伝説 

八郷の弘法水伝説  
 八郷の弘法水伝説 
八郷の弘法水伝説  
石岡市下林付近

弘法水伝説のmy map
i石岡市下林
関鉄グリーンバス石岡~柿岡「戸ノ内坂下」バス停から徒歩5~6分