正法寺 石岡市大増
曹洞宗大増山正法寺 大増城主開基の寺
正法寺は大増山東望院正法寺として永禄2年(1559)8月、大増城主、古尾谷隠岐守治貞が開基。稲敷郡舟子村開源寺の高僧放牛全誉を開山に招いた。文禄4年(1595)には横六間、縦四間の客殿を建立し寺運隆盛を極めていた。慶長七年(1602)には古尾谷氏が主君佐竹義宣の秋田転封に従ってこの地を離れた。慶安元年(1648)に徳川三代将軍家光から御朱印三石を拝領、山号も大増山東望院と改められた。江戸の鋳物師、西村和泉守作の金銅製観音像百体の寺宝寄進等があった。(碑文、八郷町誌)
曹洞宗、正法寺と書かれた石門の前には源流から導かれた滝と結界の石橋がある。石橋の脇には石橋の供養塔がある。石門から本堂へ登る階段の脇には石造の立派な十八羅漢が立ち並んでいる。石橋付近には数十の二十三夜尊の大きな石碑が並び歴史が偲ばれる。
◆大増山正法寺の百観音。
千手観音、聖観音、十一面観音など西国、秩父、板東の観音霊場を合わせた百観音を安置。(八郷町史)
◆正法寺のヤマナシ
正法寺本堂前に幹周り1.5m、樹高13mの大きなヤマナシがあり、石岡市の認定保存樹に指定されている。
正法寺 石岡市大増
正法寺全景 石岡市大増正法寺 山水 石岡市大増
秋の正法寺 石岡市大増
数多くの二十三夜尊が入り口付近にある
正法寺の十八羅漢
正法寺の十八羅漢
地蔵尊
石橋供養塔(結界石)
結界の石橋
正法寺入り口付近 石岡市大増
正法寺参道 石岡市大増
庭に一もとナツメの木
左側の高い木は山梨
山水 寂
550年以上の歴史が偲ばれる寺
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